トランスジェンダーの方からの相談が増えています。
心の浮き沈みや自己肯定感の問題など、メンタルヘルスというとストレスや気持ちの問題のことが真っ先に浮かぶという人もいると思います。ですが、心の問題として取り上げられるのは他にもあります。
たくさんある心の問題のひとつとして、世間にだんだんと認識が広がりつつありますがかなりデリケートなのが同性愛などのセクシャルマイノリティーの問題です。日本語でいうと性的少数派とも言いますが、同性愛以外にも無性愛や両性愛トランスジェンダーなど同じセクシャルマイノリティー内にも様々な人たちがいます。
周囲との違いに対して自分で気づく人もいれば、何となく周囲に合わせることになれてしまいかなり年齢を重ねてからわかる人など、様々な人がいるので自分でも知らぬ間に心を縛り付けてストレスを抱えてしまっているということもあります。
また、性的な問題でもあるので誰かに相談するのにかなり勇気が必要だということも、セクシャルマイノリティーの方が問題をそのままにしてしまう原因になっているようです。
最近ではメディアで取り上げられるLGBTを公言していえる有名人も増えてきているので、日本でも以前に比べて受け入れる方向へと社会が動いていますが、それでも一人一人になると、否定的な考えを口にする人もいます。
社会的な地位ができていても、世間的にはあまり受け入れられない環境にいると、言い出せないだけでなく自己肯定感の低下にもつながりやすくなります。そういったことがないように、社会に合わせて世間の考えも少しずつ変わっていくといいですよね。
LGBTに対しては日本よりも海外の方が寛容なイメージがありますが、実は海外でもLGBTの特に同性愛に対して否定的な考えを持っている場所はいくつかあります。
その1つが、ローマカトリック教会で、歴代の教皇は同性愛に対し否定的な考えを持っていました。ところが2013年から即位しているフランシスコ教皇は同性愛者を容認する姿勢を表明しており、10月21日のローマ国際映画祭で初上映されたドキュメンタリーでは、同性カップルの法的権利を認めるパートナーシップ制度、シビルユニオンへの支持を表明したそうです。
宗教というと、それぞれの特色もあるので一概に言えませんが、決まっていることはなかなか買わないというイメージがあるので、その中の高い地位を持つ教皇がはっきりとこれまでの教皇と違う考えを表明したというのは、大きな一歩なんだろうなと思います。
冒頭でもメンタルヘルスの問題として、セクシャルマイノリティーの問題と紹介しましたが、LGBTであること自体が問題なのではありません。LGBTである自分自身に対して、それぞれが否定的になったり不安を感じている状態が問題です。
自分では気になっているけど、周囲に相談できる人がいなくて悩んでいる人や、相談してみたけど否定されて自分に対して自信が持てないなど、LGBTを自覚してから悩んでいるという人も多くいます。
悩んでいるうちにどんどん自分のことを否定してしまうこともあるので、自分はもしかして…と思ったときは1人で抱え込まずにカウンセリングで第3者に相談してるのをお勧めします。特にLGBTの中でもトランスジェンダーに属する方は、戸籍の変更や外科的手術など専門医療機関を通す必要がある場合もあるので、1人で悩んでいるよりもカウンセリングで自分自身の考えを整理するのがおすすめです。
自分に対して否定的な気持ちをそのまま放っておくと、ストレスが溜まるだけでなく周囲の視線が過剰に気になってしまったり、不安な気持ちでいっぱいになってしまいやすくなります。一つ一つ解決していくことで、不安やストレスを和らげることはできますので、まずはお気軽にカウンセリングを受けてみてくださいね。
新しいことに取り組む大事さ
これまで例年に比べると猛暑であった夏が終わり、急に寒さを感じ始めるようになりましたね。
急な天気の変化は、想像以上に心身を揺さぶることもあるのですが、そういう時は気分転換や深呼吸で気持ちを整えるようにしましょう。心身の変化は、人によってはいろんなエネルギーになることもあります。その例として挙げたい人物が海外進出をして映画に出るなど、精力的に活動を続けているローラさんです。
日本に在住してモデル・タレントとして活躍されていた時は独特のキャラクターと話し方で人気だった彼女ですが、海外に出てからもさらに人気が出ているようで広告などのメディアで見かけることも多いですよね。
そんなローラさんを特集しているニュース記事があったのですが、以前国内にいたころにはなんと年間で200本以上の番組に出ていたようです。そんなにたくさんのメディアにさらされるのは心身ともに大変だと思いますが、それでも続けられた彼女には、彼女なりの自分自身の貫き方があるようです。
自分の考えを貫くために時には台本や脚本を無視したトークをしたりしていたようで、メディアで見る彼女からは想像できませんが、あまりの忙しさに眠れなくなってしまったということもあるようです。
忙しさというのはその分体力の消耗も激しくなるので、そんな状態で眠れないというのは想像以上の苦しみだったと思います。そんな中でもローラさんは自分がやりたいことを考えて、グローバルに活動を広げたいと考えて日本から海外へ進出したそうです。
国内でのお仕事をたくさん抱えている状態で海外進出を考えることは、かえって自分自身の負担が増えてしまいそうですが、不眠になるほど頑張っていたからこそ自分が何をしたいかしっかり見つめなおし、新天地であるロサンゼルスへの移住、活動拠点の移動をしようと思えたのかもしれませんね。
そんなローラさんが今度はリサイクル素材や環境に配慮した商品開発をメインにしたブランドを立ち上げるということで話題になっています。これまではキャラクターや美貌をメディアに出すことがメインだったローラさんが、ブランドを立ち上げるということで、どういった形になっていくか世間の目の注目を集めているようです。
そんな中でもローラさんは、日本にいたとき以上に忙しいであろう今の状態をすごく楽しいと感じているようです。
生きているとそれぞれの生活圏内で、仕事やプライベートを頑張るのが一般的なイメージですが、それによって頑張れば頑張るほど窮屈に感じてくるということは、実は結構あります。
それはローラさんをはじめとした芸能人だけでなく、普通に暮らしている人にも言えることで、家庭や学校、会社といったそれぞれの生活圏内で過ごしている間に、自分の忙しさに慣れすぎて、気が付いたら心身ともにボロボロだったということも珍しくありません。
心身の不調サインの中でも、眠れないというのはかなりわかりやすいサインなので、仕事や学校などで疲れているのに眠れないと感じることがあったら、どうしてかわからなくてもカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
第3者と話すことで、自分でも気づかない悩みや負担に気づけるだけじゃなく、自分でも気づいていなかった自分の新しい可能性を見つけることができることもあります。
忙しさから感じた心身の変化で、新天地へと乗り出したローラさんのように自分の心身の変化を次へのエネルギーに変えるお手伝いとして、よろしければカウンセリングを利用してみてくださいね。
ペットロスに悩む人はカウンセリングを受けるのも良い
夜の訪れが段々と早くなって、外出すると長袖の衣類を着ている人もかなり増えてきています。
いかにも夏が終わりましたという感じのけだるさとともに心も不安定になりやすくなってきますので、軽い散歩などで心のバランスをとるようにしてみましょう。
気温の変化も影響して、どうしてもちょっとしたことで感傷的になったり、精神的にも落ち込みやすくなります。
心が不安定な時もできるだけダメだと思わず、まずは不安定でもいいんだと自分を認める気持ちを持つことが有効ですよ。
今日は少し寂しいけど温かなニュースを紹介します。
盲導犬やセラピー犬として有名なラブラドールレトリーバーですが、小児科等で病気と闘う子供たちに人気のセラピー犬のベイリーという犬がいました。
実は10月1日に亡くなってしまったのですが、2009年頃から日本で初めての大きな病院で専属的に働くセラピー犬として活動を始めたベイリーですが、今でこそ知る人ぞ知るセラピー犬として病院でも人気でしたが、活動を始めたころはなかなか浸透せず、ベイリーとともに病室を回るハンドラーの方もなかなか苦労したということでした。
最初は知名度もないせいか病院を回ってもほとんど仕事がなく、なんと最初は週に3日だけで病棟を回る時間もたった1時間だったそうです。
ですから、最初はハンドラーの方もベイリーも毎日肩を落としていたそうなのですが、だんだんと予約が増えて週に5日の訪問になっていったそうです。
中には子供の検査や処置、リハビリなどに付き添う仕事も増えて、ついには手術室への出入りも可能になったそうなんです。
病院に動物がいるということも認められるのが難しそうなのに、さらに手術室まで出入りできたと考えるとベイリーの癒しにたくさんの子供が助けられていたことがわかりますね。
そんなベイリーには病院に控室があったようで、そこには子供からのプレゼントなどがたくさんあったそうです。
しかも、そのプレゼントをアクセサリーとしてつけて子供に会いに行っていたそうなので、子供じゃなくても自分の作ったものをつけてきてくれたら嬉しくなってしまいますよね。
人間の心の問題を改善するために真っ先に浮かぶのはカウンセリングですが、実はカウンセリング以外にも心の問題の解決をサポートするシステムはたくさんあります。
今回紹介したベイリー君は、2018年に引退しており他のセラピー犬が後を継いでいるそうです。
当時は日本でも2頭しかいなかったセラピー犬ですが、今では数頭いるようで高度で専門的なトレーニングを受けた犬をさすファシリティドッグという言葉も世間に浸透してきました。
もちろん今回紹介した病院で働くセラピードッグ以外にも人のために働いている犬はたくさんいます。
心をいやすために人に寄り添うセラピードッグ自体も年々増えてきました。
最近では高齢者向けの施設を中心に活躍しているセラピードッグのニュースもたくさん見られるようになっています。
心のためだったり子供の情操教育のために、家族として犬を迎える人も増えているので、人の生活と犬はだんだんと切って離せない関係になってきています。
もちろんアレルギーなどによって犬が苦手だという人もいるので絶対ではありませんが、多くの人が犬によって癒されているは事実です。
ですが、人でなくてはできない心のケアもありますし、犬を家族として迎え入れることはいつかお別れが来ることで何も手につかなくなったりしてしまうペットロスの可能性もあります。
そういったときには、一歩踏み出してカウンセリングを受けてみてください。
何も手につかないことでさらに自分を追い込んでしまう前に、カウンセリングで心の荷物の整理整頓をお手伝いさせてくださいね。
鬼滅の刃をご存知ですか?
秋になったと思ったら、涼しいを通り越して肌寒い季節になってしまいましたね。このまま冬になってしまうのかと思うと、秋という季節の短さや天気の不安定さに何となくはかない気持ちになってしまいます。実際季節の変わり目というと、どうしても気持ち的にも不安定になってしまうことが多いので、今日は調子が悪いなと思ったら、無理して体調を崩す前に休みを取って体と心を一休みさせることが、健康的に冬を迎えるコツなのかもしれません。
秋に心がざわついたり不安定になってしまいやすいという人は、心を休ませるために何か没頭できるものを探してみるのもおすすめです。何かに没頭することで気持ちをリセットしたり切り替えることにつながるので、自分にとって没頭しやすい好きなことを見つけておくのがおすすめです。
没頭しやすいことのひとつとして挙げられるのが読書ですが、人によっては文字ばかりの本はちょっとという人もいると思います
そこで、文字だけの本が苦手という人は、漫画を読んでみてはいかがでしょうか。特に日本の漫画は世界的に見ても独自の進化を遂げており、自然と情報を脳に取り入れやすいように小回りや絵のバランス、地の置き方まで実は日夜研究されているそうです。
一昔前ですと、漫画ばかり読んでいては…という人も多かったのですが、最近では漫画でいろいろな知識を得る人も多く、立派なコンテンツのひとつとして世間だけでなく世界にも認められつつあります。
そんな、漫画に関係しているニュースを今日は紹介してみたいと思います。
社会現象といってもいいほど一気に人気が爆発したことで、タイトルだけでも聞いたことがあるという人も多い漫画のひとつでもある「鬼滅の刃」ですが、アニメが製作されたことでさらに作画やアニメーションのクオリティーの高さからアニメの人気もかなり高いのですが、実は漫画の方と違いストーリーが完結しないままアニメが終了しています。
そしてついにアニメの続きにあたるストーリーがなんと劇場版アニメになって先日公開開始されました。鬼滅の刃の人気によって人の数が減っていた映画館が公開開始から人でいっぱいになるなど、かなりの人気の高さを感じられますよね。さらに驚いたのがなんと公開3日間での興行収入がすでに46億円を突破しているという情報です。
今年の邦画の興行収入ランキングで3位の映画の興行収入が37億7000万円ということで、なんとたったの3日間で追い抜いたというから驚きですよね。まだ3日間だけでこの数字なので、これからどれぐらい伸びていくのかと考えると楽しみになります。
読書の秋というと、文字だらけの本を想像する人も多そうですが、漫画でも十分読書と言えるほど、漫画文化も発展してきています。さらに漫画からアニメだけでなく映画鑑賞などにもつながるので、趣味を広げるきっかけとしても読書の秋に、普段は文字ばかりの本を読んでいるという人も、試しに漫画を読んでみるといい刺激になるかもしれませんね。
急に気温が下がったこともあって、秋どころか冬が来てしまったのではないかと感じる日もありますが、まだまだ秋はしばらく続きます。春に近く比較的過ごしやすい時期なので、この機会に普段はあまり興味を持たなかったものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
なにかを始めてみたいけど、どうしてもやる気や活力がわいてこないという状態でしたら、季節の変わり目による心の不調の可能性もあります。そういった場合は、無理に何かを始めようとせずカウンセリングを利用して自分の心を振り返ってみてください。心が不調なままで頑張ると、最悪の場合さらに心の調子を崩す可能性があるので気持ちが揺れやすい今の時期だからこそ頑張りすぎないこともとても大切です。
コロナ疲れになっていませんか?
外出自粛の緩和によって気軽に買い物や散歩に出かけられるようになってきましたね。
以前とは違う人同士の距離感や、マスクの常用になれてきたおかげか街並みにも飾りつけなどが増えてきています。
この時期はハロウィンが近いのでショッピング街や食品スーパー、レストランやカフェなどいたるところでハロウィンにちなんだ食べ物が売り出され始めますよね。
秋といえば食欲の秋ということでついついおいしそうなものに手を伸ばしては、かごに入れてしまいます。
特に食品スーパーは自粛期間中のピリっとした雰囲気が自粛緩和とハロウィンの飾りつけで少し和らいだ感じがするので、できるだけパッと買い物しないといけませんが少し目で楽しむこともできるようになってきました。
自粛期間中でもたくさんの人の在宅ワークの支えになったスーパーですが、あることが当たり前な気がしてしまいますよね。
24時間営業のコンビニエンスストアとは違い、24時間営業している店舗はあまりありませんが、それでもほぼ年中無休で営業しているというのはとてもすごいことだと思います。
そんな食品スーパーの中で、首都圏中心の大手スーパーでもあるサミットというスーパーが、来年の「正月三が日」を休業すると決めたそうです。
正月三が日というと、前年の年末に売れ残ったおせち料理などが値下げされて時間帯によっては通常よりも混んでいるってこともあるイメージがあったので、大手スーパーの休業で困るという人も出てくるのかなって思いました。
ですが、コロナ対策で自粛生活を送る人の生活を支えたのは、期間中営業時間を短縮してでもリスクを覚悟で営業していてくれたスーパーやドラッグストアだと思います。
だからこそ、無理をせず休める時に休んでほしいですよね。
ほかにも、ドラッグストアの大手チェーンマツモトキヨシホールディングスでは特別手当を支給するなど、感染拡大中でも働いた従業員に報いる動きが増えてきているようです。
リスクの大小は違っても、スーパーやドラッグストア以外にも多くの人はリスクの中働き続けています。
リスクの中に居続けるということは少なからずとも心にも負荷をかけ続けることにつながるので、気が付かない間に心が疲れてしまうということもあります。
実際世間ではコロナ疲れという言葉が生まれているように、対策し続けることに疲れを感じている人も多いです。
ついつい、自分より大変な人がいるから…とか責任があるから…と自分のメンタルを後回しにしてしまうことで、自分の心の疲れに気づけずある日突然心が折れてしまい動けなくなるということもあります。
無理のし過ぎで心がダメになってしまう前に、身近な相談ダイヤルでも構いませんのでぜひ心の相談をしてみましょう。
第三者相手に心で思っていることをただ吐き出すだけでも、心の負担は少し軽くなります。
自粛期間生活が徐々に緩和されて暑さも和らいてきているので、だんだんと気持ち的にも緊張がゆるみやすくなってきています。
緊張がゆるむことで今まで無理をしていた分や夏の暑さからの冷え込みによる疲れによって、普段は大丈夫だと思っているような人でもちょっとしたことで気落ちやすい状態です。
これから訪れる冬の寒さや年末年始の忙しさにも負けないように、秋のうちにカウンセリングで心のケアをしておきましょう。
だんだんと、以前の生活に戻るにつれて医療関係者以外の働く人でもリスクが高くなりやすく不安を抱え込みやすいです。
年末に向けて楽しいイベントも増えてきますが、その分楽しいイベント後にがっくり気持ちが落ち込まないように、相談ダイヤルやカウンセリングなどを利用していまから気持ちのケアを始めてみてくださいね。
本当に信頼できるカウンセラーの選び方
心は目に見えないので体と比べるとどんな状態か気を配ることは少ないですよね。
体の関節や皮膚のように実際に痛みを感じることはほとんどないので、気づいたら鬱などの心の病気になっていたということも少なくありません。
だからこそ近年は、体の健康診断だけでなく心の健康診断として、カウンセリングを受けるという人も増えています。
ですが、カウンセリングには皮膚科や耳鼻科などの具体的な分類もなく、いざカウンセリングを受けようとしてもカウンセラーの数が多くて、結局どこに相談していいかわからずカウンセリングを受けなかったという人もいるほどです。
そこで、初めてでもカウンセリング先をスムーズに見つけられるように、カウンセラーの選び方をまとめました。
カウンセラーの違いとは
カウンセラーと一概に言っても、企業カウンセラーや学校カウンセラーをはじめとして、いろんなカウンセラーがいます。
カウンセラーの配属場所によって違うだけに見えますが、その場所その場所でカウンセリングをする際にスムーズに対応できるよう、各分野に必要な知識を持っていることが多いです。
ですから、スムーズにカウンセリングを受けるなら自分の相談したいことに合わせたカウンセラーを選ぶことが大切です。
国家資格や民間資格はあるが正確な定義はない
カウンセラーには得意分野以外にも違いがあります。
実はカウンセラーという資格は民間資格しかありません。
カウンセリングに関係する国家資格は、2017年以公認心理士法の施行によって誕生した公認心理士のみです。
ほかにも有名な資格として臨床心理士がありますが、こちらは受験資格が複雑ですがあくまで民間資格です。
カウンセリングに関する民間資格は他にも数多くあり、比較的簡単に取得できるものもあります。
カウンセリングの内容の密度も、難しい資格を取っているカウンセラーこそ濃くなりやすいのでどういった資格を持っているかは、カウンセラーを選ぶときのポイントのひとつです。
カウンセラーにも得意分野など種類がある
カウンセラーの種類を分けるのは視覚だけではありません。
実はカウンセラー自身のキャリアもカウンセリングの分野に関わります。
カウンセラーのプロフィールをウェブ上でチェックできる場合は資格を取ったタイミングだけでなく、過去の実績にも目を通すことがカウンセラー選びには大切なんです。
企業系のカウンセリング経験が豊富なら仕事関係を学校カウンセラーの経験が豊富なら学生や思春期の悩みなどを、それぞれカウンセラーの経験を見ることでどういった悩みを相談しやすいか知ることができます。
カウンセラーを選ぶ前に明確にしておくべきこと
カウンセラーごとの得意分野やカウンセリングスタイルを知ることができても、自分が相談したい悩みと合致しているかわからないと、候補のカウンセラーを絞ることができませんよね。
そこで、カウンセラーを選ぶ前にどういうことをはっきりさせておくと、カウンセリング先を絞り込みやすくなるのかまとめてみました。
カウンセラーを選ぶ前に明確にしておくべきことを理解しておくだけで、自分に合わないカウンセラーと当たる確率がかなり減ります。
さらに、カウンセリング開始のやり取りもスムーズにできる可能性があるので、紙に書き出すなどしてまとめておくのがおすすめです。
どういったことで悩んでいるのか
まず、自分がどういったことで悩んでいるのかをはっきりさせます。
ですが、実際カウンセリングを受ける前は自分自身でも何に悩んでいるかわからないということも多いです。
そこで、どういったことで悩んでいるかわからない時は、どういうときに気持ちの揺れを強く感じるかなど、自分が漠然と感じることからヒントを探しましょう。
悩んでいる内容がうっすらわかるだけでも、カウンセリング先への説明が楽になりますしカウンセラー探しもスムーズに行えるようになります。
自分が話しやすい相手はどういった人か
カウンセリングは基本的に相手と話をすることがメインになります。
そこで、カウンセラーを選ぶときは自分が話しやすいと思う相手を選ぶことが大切です。
ですが普段から話しやすい相手はどんな人か意識している人は少ないですよね。
自分の身の回りでどういった人と話しやすいかを思い返し、同じような雰囲気を持っている相手を選ぶようにするとスムーズに話しやすくなります。
話しやすい相手を見つけるためにも、自分が普段話やすいのは同性か異性か年上か年下か同年代かだけでもはっきりさせておくとカウンセラー選びがぐっと楽になりますよ。
話が苦手なら手紙などを使うカウンセリングもある
人によっては老若男女どういった相手でも話しにくいという場合もあります。
そういった場合は、手紙やメッセージなど他のどういったやり取りなら話すことができるのかはっきりさせておくことで、対応できるカウンセラーに絞ることができます。
実際にカウンセリングに行ってから、なにも話せなくてさらに心に負担がかかってしまうということも避けられるので、普段からあまり話したくないと感じている人は、どういったコミュニケーションスタイルが比較的やり取りしやすいか思い返してみるようにしましょう。
カウンセラーを探す
実際にカウンセラーを探してみましょう。カウンセラーを探す方法として一番手軽で手っ取り早いのは、googleやyahooなどの検索エンジンを利用して探す方法です。
病院などから紹介してもらう方法もありますが、まずは通院が必要なことが多く紹介先が混雑していることもあるので、まずは検索エンジンなどを利用したウェブ上でのカウンセラー選びの方法を紹介してみたいと思います。
ネット上でも多数のカウンセラーが見つかる
検索エンジンを利用してカウンセラーを探す場合は、検索結果にカウンセラーの資格についてが多く出てきます。
そこでカウンセラーを探す場合はまず悩み相談や相談したい悩みにカウンセリングを組み合わせて検索するのがおすすめです。
オンライン環境が整っているカウンセラーも増えているので、びっくりするほどたくさんのカウンセラーが見つかりますよ。
オンラインでの相談を受けてつけているカウンセラーもいます
検索エンジンでカウンセラーを探していると、多く目につくのがオンラインカウンセリングです。
オンラインカウンセリングは、マッチングアプリのように自分の相談したい悩みにあったカウンセリングを自動で探してマッチングしてくれる会員制のサイトから、登録しているカウンセラーの中から自分で相談したい相手を探して相談するタイプのサイトなど、いろいろな種類のカウンセラーがいます。
中には個人でオンラインカウンセリングを受け付けているカウンセラーもいますので、移動せず自宅などからカウンセリングを受けたいなら、オンラインメインのカウンセラーを選ぶのがおすすめです。
カウンセラーを選ぶときのポイント
カウンセラー選びの前にどういったカウンセリングを受けたいかをまとめて、カウンセラーの違いについて知ったらいよいよカウンセラー選びです。
どういったポイントに気をつけてカウンセラーを選ぶのか紹介していきたいと思います。
カウンセラーを決める時は経歴から選ぶ方法もある
カウンセラーの得意分野はそれまでのカウンセラー自身の経歴によって違うと紹介しましたよね。この経歴を参考にしてカウンセラーを選ぶ方法があります。
例えば、学生なら学業のことなのか対人関係のことなのか、仕事をしている場合は仕事に関係するか関係していないかで選ぶカウンセラーは変わります。
カウンセラーの経歴をよく読み、できるだけ自分の相談したい悩みに近い経歴のあるカウンセラーを選ぶようにしましょう。
カウンセリングは初回の時間が掛かるので選ぶときは慎重に
気軽に受けられるカウンセリングもありますが、基本的に初回のカウンセリングはこれまでのことやどういったことに悩んでいるかなどを聞くことが多く、2回目以降のカウンセリングに比べるとカウンセリングにかかる時間が長くなりがちです。
ほかのカウンセラーに変えたいと思ったときにも、最初に再び同じ話をする必要があるためカウンセリングに時間が掛かるので、カウンセラーを選ぶときはある程度慎重に選ぶようにしましょう。
カウンセラーの人気=いいカウンセラーになるとは限らない
カウンセラーを探しているとなかには人気の高いカウンセラーもいます。
ですが人気が高いからといって自分にとっていいカウンセラーであるとは限らないので注意が必要です。
カウンセリングは人と人とのやり取りなので、知識や資格以上に相手との相性が大切になります。
人気だけでカウンセラーを選んで予約が取れず、あまりカウンセリングが進まないということになる可能性もあるので、カウンセラー選びは人気よりも自分とカウンセラーの愛称を大切にして決めるように心がけましょう。
コミュニケーションをとりやすいカウンセラーを選ぶことが一番です。
長い付き合いになることもあるのでじっくり選ぶ気持ちが大事
例えば体が傷ついたときは時間をかけて回復しますし、健康のための食生活改善も結果が出るために時間が掛かります。
これは心にも言えることで心の状態を改善するためにも、長い時間が掛かります。
そのため、カウンセラーとの付き合いも長くなりやすく、かかりつけ医のようにずっとかかわる可能性もあるので、慌てて勢いでカウンセラーを選ぶのは避けてじっくり選びましょう。
夏休み明けは学校に通えなくなるシーズンです
短めの夏休みが終わり普段どおりとはいかなくても、ほぼ毎日登校や通勤で朝がにぎわうようになってきました。
夏から秋に変わるこの時期は、夏休み明けの子供だけでなく夏季休暇明けの大人も気持ち的に落ち込みやすくなるので、自分では何ともないと思っていてもメンタルヘルスのチェックやカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
特に子供の夏休み明けの落ち込みは毎年問題になることもあり、最近では学校に居場所がないと悩む子供のための特例校も少しずつ増えてきています。
そんな特例校に関するニュースを見つけたので紹介してみたいと思います。
中学三年生の女の子ですが、実際依然通っていた学校では小学校の低学年の頃に教室を怖く感じるようになって、学校に通えなくなってしまったそうです。
実際教室でたくさんの同年代と一緒の部屋にいることは、いろんな情報を処理する必要があるので、性格によっては不安や恐怖を感じてしまうこともあります。
彼女の場合は、その後に専門の医療機関やカウンセリングによって自閉症スペクトラム障害の診断を受けたそうです。自閉症スペクトラム障害はスペクトラムという連続するものや連続体を意味する言葉にあるとおり、広汎性発達障害の中でも自閉症と同質の障害をもつものをさします。
人とのコミュニケーションや関係において問題があったり興味が限定的だったりと一口に自閉症や自閉症スペクトラム障害といっても様々な特徴があります。
学校の教室は日常としてはかなり特殊な環境ともいえるので、彼女には合わなかったのかもしれませんね。
彼女はその後、小学校を卒業するまでは別室登校を続けたそうなのですが、中学には不登校の子を対象にした中学校に体験入学にいきなんと自分で通うと決心したそうです。
ついつい大人が子供の行き先を決めてしまいがちですが、ちゃんと子供自身で行きたい場所を決めるというのは環境になじむことや通い続けるという面からも、とてもいいことだと思います。
以前の小学校では母親同伴での登校をしていたそうなのですが、特例校に通い始めてからはバスで30分ほどかかる学校まで休まずに通っているようです。
学校自体も朝起きることが難しい起立性調節障害や他校の同級生の登下校時間とずらすために授業も午後1時半から6時15分までと通常の中学校とは違う時間割で、授業を行っているそうです。在校生は17人だそうなので、それぞれの生徒とも向き合いやすいようになっています。
少数派だと思われがちですが子供一人一人に性格があるように、こういった特徴は厳密に分類すればするほどどんどん枝分かれして、どちらともいえないグレーゾーンやボーダーラインと呼ばれる位置づけの人も増えていきます。
そうなったときに、子供自身が選べる選択肢として特例校はかなり重要になりそうですね。
学校で学ぶのは勉学だけというイメージがありましたが、徐々に勉学だけでなく社会での生き方や人とのかかわり方、そして自分自身のことを学ぶ場へと変わっていろいろな特徴の子供たちが学びやすくなるといいですね。
まだまだ不登校特例校自体は都市部の8都道府県の15校のみなので、不登校に悩んでいても校区の関係や生活圏の関係から通うのはなかなか大変です。
先ほど紹介した中学3年生の女の子も、小学校では別室登校をして学校に行きたくないと感じる辛い時間を過ごしていたようです。
生きるうえで大事な子供のころに周りと合わないことで、いろんなことに対して苦手意識が生まれてしまうのが悲しいですよね。
ですから、そういった子供が自分自身を出せる場を作るためにも、カウンセリングを利用してみることはおすすめです。
また、子供だけでなく親御さんもカウンセリングで、気持ちを整理できことが多いのでおすすめです。
まだまだ知名度の低い不登校特例校ですが、徐々に校数や通う生徒が増えて不登校が不登校といわれなくなる日が来るといいですよね。
温度が変わると心のバランスも変わりやすいんです
長い雨続きの梅雨が明けたと思ったら、今度は一気に気温が上がってじりじりと暑い日が続いていました。
ですが、だんだん秋が近づいているからか、夕方には涼しい風を感じることができるようになってきましたし、季節の節目らしく寒暖の差もある程度感じられるようになってきました。
夏休みが終わっただけでなく気温差もあって、大人子供関係なく気持ちの浮き沈みが普段よりも起こりやすくなっています。
少しでしたらあまり問題ありませんが、あまり激しく気持ちが変化するならカウンセリングで心のメンテナンスをしましょう。
秋に特に感じやすいのが寂しさですよね。
夏の間青々としていた植物もだんだんと秋色になって暑さが寒さに段々と変わる過程では、秋風索漠という言葉もあるように昔から秋が近づくと寂しさを感じている人は多かったようです。
寂しさを感じやすいのは人間だけではないようです。
先日のニュースでは柴犬が家族のお出かけを室内から見守っていて、帰ってくるまで窓の外を心配そうに鳴きながら見ているというSNSでの投稿が人気だと話題になっていました。
犬というと忠犬ハチ公や西郷隆盛像と一緒にいる犬が有名ですよね。
ちなみに西郷隆盛像と一緒にいる犬は薩摩犬という犬種らしく、いのしし猟の手伝いにも使われていたそうです。
そんな、人間の生活にも密着している犬ですが、何となく我慢強いとか待てができるというイメージが強く、何があっても辛抱強く待ってくれそうな印象がありますよね。
ですが、実は待ってる間は心中とても心配しているのかもしれません。
辛抱強さや待てる印象から犬は精神的にもたくましそうな印象がありますけど、実は犬にも人間のように精神疾患やPTSDなどストレスや不安による心の病気があります。
犬には言葉はないのでわかりにくいですが、動物の世界にも人間社会のようにほかの動物の心のケアをする役割の動物が必要になってくるのかもしれませんね。
ニュースで特集されていた柴犬は普段から家族の中でもお父さんにべったりなようすで、お父さんが出かけるのを察知すると寂しそうな表情をしたりするそうです。
ほかにも、朝起床してくる前にも挨拶をしようと待っていたり、ごはん中にもずっと横で見ているなど、お父さんのことがとても大好きなことがストレートに伝わってきますよね。
お昼寝中もくっついて寝るそうなので、大好きなだけでなく信頼もしているようです。
ちなみに、今回特集されていた柴犬だけでなくほかにも眠っている子供を見守るプードルなど動物関連のニュースはほっこりするものが多いので、ネットニュースで心がぎすぎすしてしまっているときは、こういったニュースで心の箸休めをするのもおすすめですよ。
今年は例年とは違う生活に一気に切り替わったので、仕事や学校にいっぱいいっぱいで自分自身の心のことはつい後回しにしてしまうという人も多く、これから秋冬と季節の変化で気持ち的にも急激にがっくりと落ち込みやすくなってきます。
特に冷え込む日や一日の寒暖差が大きいときは、体の疲れだけでなく心の疲れも癒すことが大事になってきます。
無理して心が壊れてしまうということがないように、ネットニュースやオンライン上での情報収集をするときは、こまめに休憩をはさんだりホっとする情報も目にするなどして、自分自身の心のバランスを保つことにも気を付けてみてくださいね。
心のバランスに気を付けても、不安を感じたりいつもよりもあまりよく眠れなくなったなど、心のレスキューサインを感じましたら、無理をせずカウンセリングで心をメンテナンスしてみてください。
落ち込みやすいこれからの時期を乗り越えるためにも、体だけでなく心の調子にもしっかり気を配って秋から冬への変化に向かって備えていきましょうね。
育休の取りやすい社会をめざして
穏やかだと思ったら急に激しい雷雨に変わるなど、落ち着かない天気が続いています。
天気が変わりやすいと体調にも影響が出やすく、そこから心の不調にもつながることがありますので、こういった時こそ無理をしないように気をつけましょう。
コロナによるステイホームやイベントの相次ぐ中止の知らせなど、ネガティブなニュースが多い中で女優の小倉優子さんや歌手のhitomiさん、元アナウンサーの前田有紀さんの出産というおめでたいニュースがありました。
特に小倉優子さんはご主人とのことが話題になっている注目の人なので、出産の報告にも色な反応があったようです。ただ、ご本人のSNSにはご主人との関係は大丈夫とあるそうなので、ただ世間が騒いでいるだけなのかもしれませんね。どちらにせよ、お子さんは元気なようなのでこのまま順調に育ってほしいと願っています。
小倉優子さんの少し前に出産報告をしていたのが、歌手のhitomiさんです。なんと、この度第4子が生まれたということで、母子ともに健康だとSNSにアップされているそうです。
今世の中は経済的にも世界情勢的にも不安定なので、子育てはこれまで以上に大変な部分も多く悩んでいる親御さんも多いそうですが、こういった新しい命が生まれたという報告は、頑張ってみようかなという元気や勇気を分けてもらえますよね。
元アナウンサーの前田有紀さんの出産報告もSNSだったのですが、こちらでは現在の出産時の変化についても少し触れられているので、参考になります。出産風景もコロナの影響を受けているようですね。マスク着用や付き添い時間の短縮など、今までのようにはいかないということがわかります。ですが、それでも新しく生まれてくる命があるというのは、とても感慨深いですよね。
出産に関係して気になったのが、夫の産休を創設するというニュースです。これまで、出産時に産休をとれるのは女性がメインでした。ですが、企業の制度によって出産する妊婦の夫は産休や育休の有無はバラつきがありました。
ですが企業ごとのバラつきなく育休を夫が取得しやすいように、厚生労働省の方で取り決めようという動きが始まっているようです。女性の産休は出産予定日の6週間前から取得可能な産前休業と出産後8週間まで取得できる産後休業があります。ですが、出産直前と出産直後はいろいろと大変なことが多く、女性一人で抱え込むよりもできることなら夫と分担した方がいいのは事実です。子供を産みやすく育てやすい社会にするための一歩になるといっても過言ではないと思います。
ただ、出産前後は妊婦も大きな体の変化や育児に追われるので、男性が手伝うとなるとお互いにうまくいかない時も出てくると思います。人同士が一緒にいるというのは、ある程度のもめごとも覚悟せねばなりません。そんなときに、だれにも話せない気持ちをそのままため込んでしまうというのは、夫婦関係だけでなく自身のためにも良くありません。
出産だけでなく夫婦間の悩みやいろいろな思いを、溜め込んでしまい放っておくのはおすすめできないので、そういった場合はカウンセリングを利用してみるのもひとつの手ですよ。
話してみることで楽になったり、心の整理ができるので解決策が見つかったりというきっかけにもなります。夫婦間だけでなく育児での悩みにも、カウンセリングで対応できる場合があります。新しい命が生まれるということは、その分新しく意思を持った人の心が増えることにもつながるので、心のメンテナンスにはぜひカウンセリングを上手に活用してみてくださいね。
天気も不安定なうえにステイホームが続いてネガティブになりやすい時期ですが、室内での過ごし方を工夫し上手に心のメンテナンスをして乗り切りましょう。
夏休み明けは、子供の心のSOSに気をつけて。
地域によって時期や長さに違いはあっても、学校生活の中で大きな割合を占める大型休暇といえば、夏休みですよね。
家族との思い出作りや好きなことがたくさんできる、子供にとってはとても楽しいはずのイベントですが、この夏休みの直後に大きな落とし穴があるんです。
夏休み明けの落とし穴に落ちないためにも、何に気を付けたほうがいいのでしょうか。
なぜ夏休み明けに注意が必要か?
夏休み明けというと、楽しい夏休みが終わってしまうことで喪失感に襲われます。
大人でも月曜出社の人は休日終わりの日曜日に、気落ちしてしまった経験があると思います。
でも、普通の連休終わりよりも夏休み明けのほうが強くブルーな気持ちを感じるのは、どうしてなのでしょうか。
連休がながければ長いほどブルーな気持ちが大きくなる
大人でも休日明けはブルーになると紹介しましたが、夏休み明けのブルーな気持ちは小さな連休が明けた時と比べるととても大きいのです。
その理由は連休の期間。連休の期間が長くなるほど、連休明けの投稿に対して不安やプレッシャーを感じやすく、ブルーな気持ちが大きくなる傾向があります。
2学期は最も長い学期。子供のしんどさが大きい。
夏休み明けの学期が1年間で1番長い学期だということも、子供にとって大きな負担になります。
夏休みは大人にとっては短期間かもしれませんが、子供にとっては人生で大きな割合を占める休みです。
夏休みの間学校に行っておらず、さらに長い学期が始まることで先行きに不安を感じたり、学期初めのぎくしゃくとした関係につかれてしまうなど、想像以上に子供のしんどさが大きいのです。
今年はコロナのため例年以上にブルーな生徒が増える
今年はコロナ関係のニュースで、テレビやネット上に不安になる情報があふれています。
さらに子供は大人心を機敏に感じ取るので、周囲の大人が感染対策でピリつくムードの中さらに混乱した状態で夏休みをあわただしく過ごして、2学期に突入するので環境のへんかに心が耐えきれず普段以上にブルーになりやすくなります。
大人も同じ。お盆休み明けやリモートワーク明けには注意が必要
心に変調を感じやすいのは大人も同じです。大人の場合休暇の期間にはあまり左右されなさそうですが、子供のころより普段の休みが少ない分お盆休みなどの夏季休暇の影響を受けやすいです。
ほかにも休暇ではなくても在宅でのリモートワークから、通勤を再開するときに環境の変化を感じてしまい、自分自身でも気づかないうちにブルーになっていることがあります。
大人の場合は休暇の期間が長くなると再出勤するときにプレッシャーを大きく感じやすいので、短いお盆休みなどでも注意が必要になります。
夏休み明けのこんなサインに要注意
夏休み明けの心の変化と言っても、大人の目線からでは子供の変化に気づきにくいですよね。
それに、子供自身も各々10人10色の考えがあるので、子供の個性と夏休み明けのブルーのサインを見分けるのはさらに難しくなります。
夏休み明けにブルーになっているかどうか、どんな子供の変化に気を付けていたらいいのかをまとめてみました。
学校に行きたくないと言い始めた
子供にとって学校は家庭と違い同じ目線の同級生がたくさんいる場所です。
ほかにも体を目いっぱい動かせる環境や好きなことにチャレンジ出来る時間など、いい意味で家庭とは違う環境がそこにはあります。
そんな学校に普段から行きたがっている子供が、夏休み明け学校に行きたくなさそうにしていたら要注意です。
ただ、大人の顔色を窺って言い出しにくいという子も多いので、子供の気持ちのサインに気づきやすくするために、学校に行きたくないといえるような環境を作ってあげることも、サインを見逃さないために大切です。
家族間の会話が減った
これまで楽しく家族間での会話があったのに、急に話をしなくなったり目を合わせなくなったということはありませんか。
年齢によっては反抗期や思春期が始まった可能性もありますが、夏休み明けに急に会話が減った場合は子供の気持ちが夏休み明けでブルーになっているサインの可能性もあります。
朝なかなか起きなくなった
大人でも仕事がつらいと、1番変化を感じやすいのが出勤前の朝の起床ですよね。
同じことが夏休みなどの連休明けの子供にも起こります。
夜更かしや遊び疲れている場合は別ですが、特にそんなに体力的に消耗していないのに、朝中々起きてこないのは心のほうが消耗している可能性があります。
スマホを触らなくなった
今では暮らしになくてはならないツールとなっているスマートフォンですが、このスマホでも子供の心のサインを見つけることができます。
スマホ依存症という言葉が生まれるなど、スマホばかり触っていることが問題になっていますが、これまでスマホをよく触っていた子供が急にスマホを触らなくなった場合も、気持ちの変化のサインの可能性があります。
またLINEなどのツールで、仲間から省かれている可能性もあります。
何気ない行動ですが、場合によってはスマホで人間関係のトラブルが起きているということもあるので、注意して様子を見ましょう。
夏休み明けに親はどうすべきか?
ブルーな気持ちになりやすい夏休み明け、心がデリケートでナイーブになっている子供に対して、親はどのように接するべきなのでしょうか。
方法は1つではありませんし子供にとって大きく影響を与えるからこそ、どんな対応をしたらいいのかを心得ておきたいですよね。
子供の性格によって細かい対応は変わりますが、夏休み明けの親はどういった対応をしたらいいのかの例を紹介したいと思います。
否定せずに共感の気持ちで話を聞く
夏休み明けで気持ちがナイーブになっている子供は、自分の安心できる居場所を求めています。
子供に限らず人間は自分の考えを否定されてしまうと、無意識に自分の居場所がないと考えてしまったり自分に対して否定的になってしまいます。
夏休み明けのブルーになりやすい時期だからこそ、子供の気持ちを聞くときは否定せずできるだけ気持ちに寄り添って共感する気持ちで話を聞きましょう。
大人としての経験や知識から否定したくなることがあっても否定するときではありません。
ブルーになっているときは否定や注意も、マイナス効果になることがあるので、できるだけ共感して子供の心をほぐすようにしましょう。
無理して学校に行かせない
子供は学校に行くものという考えがありますが、夏休み明けのブルーな子供にとっては子供=学校へ行くという考え自体がマイナスに働いてしまいやすいです。
学校に行かなければならないというプレッシャーでどんどん子供の心が沈んでしまうことも十分に考えられます。
ですから、子供が学校に行きたくなさそうなら、無理にいかなくてもいいと優しく声をかけてあげましょう。
学校に行かなきゃいけないという思いで行くよりも、学校に行きたいと思っていくことが重要です。
子供にとって家庭はいきたくない学校から身を守れる唯一の場所になりうるので、無理に学校には行かせず休ませてあげることも大切です。
学校を休んだ時はいろいろ言いたくなってしまうこともありますが、休んだことをとがめないように何か言いたくなったら深呼吸して6秒ほど心を落ち着けるようにしましょう。
学校と相談してみる
子供の心を守るためには、家庭だけではできることに限界があります。
そこでおすすめしたいのが、学校への相談です。学校ではクラス担任や学年の担任だけでなく、心の相談ができる相手がいる場合もあります。
家庭だけで頑張りすぎて、学校側との連携が取れずかえっていろいろこじれてしまうこともあるので、家庭だけで無理して解決しようとせずに学校への相談もしてみましょう。
親には見えない部分が学校では見えている場合や、第3者から見た子供の様子も知ることができます。
カウンセリングを受けてみる
餅は餅屋ということわざがあるように、心のころは心の専門家に相談するのも手です。
子供に限らず心のことは専門家であるカウンセラーに相談するのが1番確実に解決できます。
また、子供が普段関わっている環境とは全く関係ない相手だからこそ、子供も安心していろいろ話ができるということがあります。
最初は見知らぬ相手なので子供も警戒しますがプロのカウンセラーは、心のメンテナンスのため親身になって話を聞くことができるので、家庭内だけで無理に心の問題に対処せず、プロのカウンセラーによるカウンセリングを利用しましょう。