2020/11/26

コロナ禍で心が病んでしまった場合にやるべきこと

コロナ禍で心が病んでしまった場合にやるべきこと

コロナで心を病む人が増えています。

長く続くコロが経済に与える影響や感染した場合にその後の健康に与える影響がニュースに取り上げられています。

ですが、それ以上に問題になっているのが、はっきりと目に見えないコロナの心に与える影響です。

コロナ禍では、感染リスクの恐怖だけでなく毎日の感染拡大のニュース、そして不要な外出自粛による生活の変化などによって心にかかる目に見えないストレスがどんどん蓄積されていきます。

それに加えて実生活が不安定になったりこれから先の経済状況などが不透明になることで、さらにストレスがかかります。

そしてコロナ禍で始まった新しい生活では、人との接触が減るためストレスの発散が難しいので、心に負担がかかる一方になりこれまであまり心を病まなかった人でも、心を病んでしまいやすくなっています。

つまりコロナ禍の様々な不安要素がストレスとなって心に溜まる一方で、ストレスの発散方法が少なく不安要素の解決策もない心にプレッシャーがかかった状態が続いているのです。

その結果、コロナの影響で以前よりも心を病む人が増えてしまいます。

コロナ原因で心が病んだ場合

コロナ原因で心が病んだ場合

コロナ禍で溜まっていくストレスをそのまま放っておくとどんどん気持ちが沈んでしまいます。

気持ちが沈んだままさらにどんどんストレスをため込んでしまうと、本人も気が付かぬうちに心が病んでしまいます。

先行きが不透明でコロナに関する情報も交錯している現状では、わからないことが多いというのも心が病むのを加速させます。

そこで大切なのが、コロナが原因で心が病んだ場合にまず自分を見直すことで。

おすすめなのは不安に感じていることを声に出したり紙に書いて表に出すこと。

自分の中で考えるだけでは、悪い思考のループにハマってしまう可能性もあるのですが、一度アウトプットすることで問題が具体的になり、冷静に対処することが出来るのでおすすめです。

では次に、アウトプットした悩みの内容によって、具体的にどういった対処をとったらいいのかを紹介します。

悩みの原因がお金の場合

まずは、悩みの原因がお金だった場合の対処方法を紹介します。

税金などはコロナ禍に対応して各市町村の役所で相談することが出来ます。

ですが他の家賃や光熱費、それに食費は別です。

コロナ禍で多くの人が仕事に悩むと同時にこれから先のお金のやりくりに悩んでいます。

そこで、少しでも自宅で仕事ができないか、クラウドプラットフォームを利用して仕事探しをしてみるのがおすすめです。

クラウドプラットフォームとはクラウドワークスやランサーズのことで、募集している仕事も簡単なタスク方式からコンペ方式まで多岐にわたっているので、スキルに合わせて仕事を見つけることが出来ます。

なにか作業をすることで気持ちの整理もできますし、少しでもお金を稼ぐことが出来ます。

悩みの原因が健康の場合

コロナ禍の健康の悩みというと、先にコロナウイルスに感染したときの症状を考えてしまいますよね。

ですが、コロナ禍によって変わった生活でのストレスも、健康に影響を及ぼすことがあります。

例えば、めまいやしびれ、不眠によるだるさなど通常のストレスでも起こりうる症状ですので、コロナ禍のストレスでも同じような症状が起こる可能性はあります。

ですが、健康に関してはプロフェッショナルである医師の診断が一番ですし、診察を受けることで気持ち的にも安心できますので、具体的にどこが悪いと感じていなくても、ちょっとした違和感や体調の変化は病院に相談するのがおすすめです。

また、病院などで大丈夫だといわれてもまだ不安が残っている、なかなか改善しないといった場合は心の悩みに特化したカウンセラーに相談することで改善が見込める場合があります。

外に出られなくて鬱々としている場合

外に出られなくて鬱々としている場合

健康やお金の悩み以外にも特に外で行う趣味の人に多いのが、外出できないストレスです。

不要不急の外出禁止によって、外出できないことによるフラストレーションが溜まり悶々とした気持ちになって、その結果欝々とした気分になってしまいます。

気持ちが鬱々することでマイナスな考えに陥りやすく、やる気もなくなりだんだんと生きる気力も失ってしまう可能性があります。

逆にいらいらしやすくなってしまう人もいるので、欝々とした気持ちをそのままにしておくのは良くありません。

そこで、対策としておすすめしたいのが、室内でできる趣味を増やすことです。

あまりインドアの趣味にチャレンジしたことがない人は、まず簡単に始められる読書や音楽鑑賞、映画・アニメ鑑賞などがおすすめです。

逆に以前インドアな趣味にチャレンジしてうまくいかなかった人や、とりあえず体を動かしてみたいという人はヨガや筋トレ、オンラインスポーツなどにチャレンジしてみるのがおすすめです。

オンラインスポーツとは、例えば専用の自転車とPCでできるズイフトという実際に自転車をこいで、オンライン上でサイクリングできるものや、オンラインでレッスンを受けられるバレエなどオンラインを利用したスポーツ全般を指します。

では外に出られない場合、どういった対策をしたらいいのでしょうか。

もちろんジムやフィットネスもありますので、とにかく体を動かす趣味の方がいいという人はオンラインスポーツもおすすめです。

その他のことが悩みの原因の場合

金銭や体調、それに外出できない悩み以外にも、生活が変わったことで起こる人間関係の悩みや学業の悩みなどたくさんの種類の悩みがあります。

中には簡単に解決できないものや時間が経たないと変化が起こらない悩みもありますが、そのまま我慢しているのも大変ですし心のストレスの受け皿の容量にも限界があるので、どこかに悩みを吐き出す必要があります。

そこでおすすめなのはこころの相談窓口です。

地域の保健センターや厚生労働省をはじめとして、電話による悩み相談の窓口があります。電話での相談はもちろん、実際に保健所などへ行くことで直接相談することもできるので、電話での相談が難しい場合や直接話を聞いてほしい場合は、相談窓口を利用しましょう。

相談をしたいけど自分が相談しようとしている内容を取り合ってくれるのか不安な場合は、こころの健康相談統一ダイヤルという厚生労働省が運用している全国統一の相談ダイヤルがあります。

時期によって相談ダイヤルは混みあうこともあるようです。

相談ダイヤルは電話回線の都合上どこの相談所でもつながらないことがあるので、1箇所つながらなかったからといってあきらめないことが大切です。

こういった相談所はプライバシーにも配慮しているので、相談するときは安心して相談してみましょう。

相談できる相手がいないならカウンセラーに相談

相談できる相手がいないならカウンセラーに相談

こころの悩みを相談することで、気持ち的に軽くなるだけでなく自分の抱えている悩みの解決の糸口を見つけるきっかけになる場合もあります。

ですが、保健所や相談ダイヤルの受付口には限りがありますし、人によっては相談しにくい…といった場合もあるとお思います。

そこで、相談できる相手がいない時はカウンセラーに相談するのもおすすめです。

カウンセラーはいわば相談を受けるプロフェッショナルです。

プライバシーに配慮しているのはもちろん、対面で直接悩みを相談できますしカウンセリングなら予約も可能です。

また、カウンセラーだからこそできる催眠療法や認知行動療法など専門的な対処療法も可能なので、相談するだけでなくその先の対処療法も受けてみたいという人は特にカウンセリングがおすすめです。

コロナ禍ではソーシャルディスタンスの推奨によって、人と人との距離をキープする必要があります。

ですから心の健康は守るためには、自分の心の声に耳を澄ますだけでなく、自分から悩みを相談していくことが大切です。

https://k-counseling-room.com/