2020/10/30

ペットロスに悩む人はカウンセリングを受けるのも良い

夜の訪れが段々と早くなって、外出すると長袖の衣類を着ている人もかなり増えてきています。
いかにも夏が終わりましたという感じのけだるさとともに心も不安定になりやすくなってきますので、軽い散歩などで心のバランスをとるようにしてみましょう。

気温の変化も影響して、どうしてもちょっとしたことで感傷的になったり、精神的にも落ち込みやすくなります。
心が不安定な時もできるだけダメだと思わず、まずは不安定でもいいんだと自分を認める気持ちを持つことが有効ですよ。

今日は少し寂しいけど温かなニュースを紹介します。

盲導犬やセラピー犬として有名なラブラドールレトリーバーですが、小児科等で病気と闘う子供たちに人気のセラピー犬のベイリーという犬がいました。
実は10月1日に亡くなってしまったのですが、2009年頃から日本で初めての大きな病院で専属的に働くセラピー犬として活動を始めたベイリーですが、今でこそ知る人ぞ知るセラピー犬として病院でも人気でしたが、活動を始めたころはなかなか浸透せず、ベイリーとともに病室を回るハンドラーの方もなかなか苦労したということでした。

最初は知名度もないせいか病院を回ってもほとんど仕事がなく、なんと最初は週に3日だけで病棟を回る時間もたった1時間だったそうです。

ですから、最初はハンドラーの方もベイリーも毎日肩を落としていたそうなのですが、だんだんと予約が増えて週に5日の訪問になっていったそうです。
中には子供の検査や処置、リハビリなどに付き添う仕事も増えて、ついには手術室への出入りも可能になったそうなんです。

病院に動物がいるということも認められるのが難しそうなのに、さらに手術室まで出入りできたと考えるとベイリーの癒しにたくさんの子供が助けられていたことがわかりますね。

そんなベイリーには病院に控室があったようで、そこには子供からのプレゼントなどがたくさんあったそうです。
しかも、そのプレゼントをアクセサリーとしてつけて子供に会いに行っていたそうなので、子供じゃなくても自分の作ったものをつけてきてくれたら嬉しくなってしまいますよね。

人間の心の問題を改善するために真っ先に浮かぶのはカウンセリングですが、実はカウンセリング以外にも心の問題の解決をサポートするシステムはたくさんあります。

今回紹介したベイリー君は、2018年に引退しており他のセラピー犬が後を継いでいるそうです。
当時は日本でも2頭しかいなかったセラピー犬ですが、今では数頭いるようで高度で専門的なトレーニングを受けた犬をさすファシリティドッグという言葉も世間に浸透してきました。

もちろん今回紹介した病院で働くセラピードッグ以外にも人のために働いている犬はたくさんいます。

心をいやすために人に寄り添うセラピードッグ自体も年々増えてきました。
最近では高齢者向けの施設を中心に活躍しているセラピードッグのニュースもたくさん見られるようになっています。

心のためだったり子供の情操教育のために、家族として犬を迎える人も増えているので、人の生活と犬はだんだんと切って離せない関係になってきています。

もちろんアレルギーなどによって犬が苦手だという人もいるので絶対ではありませんが、多くの人が犬によって癒されているは事実です。

ですが、人でなくてはできない心のケアもありますし、犬を家族として迎え入れることはいつかお別れが来ることで何も手につかなくなったりしてしまうペットロスの可能性もあります。

そういったときには、一歩踏み出してカウンセリングを受けてみてください。
何も手につかないことでさらに自分を追い込んでしまう前に、カウンセリングで心の荷物の整理整頓をお手伝いさせてくださいね。